10. 迷惑メール

DNS逆引きやメッセージルールにより、迷惑メールを抑止します。この機能は管理者のみ使用することができます。
画面左のツリーから「迷惑メール」を選択してください。


ウィルススキャン ウィルスをチェックするアプリケーションの絶対パスを指定してください。

(例)
アプリケーション名 絶対パス
NOD32 Antivirus v4.0 C:\Program Files\ESET\ESET NOD32 Antivirus\ecls.exe
NOD32 Antivirus v4.0 Server C:\Program Files\ESET\ESET NOD32 Antivirus\ecls.exe
Kaspersky Anti-Virus 6.0 C:\Program Files\Kaspersky Lab\Kaspersky Anti-Virus 6.0\avp.com
Kaspersky Anti-Virus 2009 C:\Program Files\Kaspersky Lab\Kaspersky Anti-Virus 8.0\avp.com
その他も定義により対応可能ですが、全てに対応するとは限りません。
電子署名認証 電子署名を利用して送信者認証(DKIM)を行うか選択します。
DKIM は、送信側で秘密鍵を用いて電子署名し、受信側で公開鍵を用いてその署名を照合する方式です。
DKIM-ADSP/DMARCには対応していません。
署名が正しくない場合、プロトコルレベルで受信を拒否します。
署名の正誤に関わらず受信する場合、メッセージルールを使用してください。


<公開鍵レコードと秘密鍵の生成>
1.<インストールディレクトリ>/DKIMTool.jar をダブルクリックして、DKIMTool を起動します。(動作しない場合、DKIMTool.bat で起動する)
2.セレクタ及びドメイン名を入力します。


セレクタ 任意の文字列を入力します。
(株)クリームソフトではロゴにちなんで vanilla としています。
ドメイン名 DKIM 認証を有効にするドメイン名を入力します。
テストモード 試験モードの公開鍵レコードを作成する場合にチェックします。
試験モードの場合、署名の正否に関わらずメールを受信します。

3.[生成]ボタンを押し、公開鍵レコードと秘密鍵を生成します。
セレクタと秘密鍵は、対象ドメインの各欄に設定してください。
公開鍵レコードは、DNS サーバに設定してください。
(例)vanilla._domainkey.creamsoft.co.jp. IN TXT "v=DKIM1; k=rsa; t=y; p=公開鍵"
グリーティング クライアントへの初回応答を何秒遅延させるか指定します。
迷惑メール業者は応答の遅いサーバに対し、作法を無視した送信を試みることがあるので、そのような動作を検出した場合、受信を拒否します。
DNS 逆引き 送信元メールサーバが DNS に正しく登録されているか検証し、
FQDN、IPアドレスが正しく登録されていない場合、受信を拒否します。
メッセージルール
ヘッダー フィルタリングの対象とするヘッダーを指定してください。
(大文字小文字の区別はありません)
キーワード フィルタリングの対象とするキーワードを指定してください。
(大文字小文字の区別はありません)
条件 ヘッダーとキーワードに対する条件を選択してください。
動作 ヘッダーとキーワードの条件に一致した場合の動作を選択します。
優先度 上から順に評価され、条件に適合した時点で評価を終えます。
チェックの優先順位:メッセージルール>DNS逆引き>ウィルススキャン>電子署名認証
一般的に、電子署名認証やDNS逆引きを行う場合、メッセージルールはホワイトリストとして使用します。

メッセージルールの例 1

ヘッダー キーワード 条件 動作
1. X-Mailer ヘッダーがない 拒否する
2. Content-Type jp キーワードを含まない 拒否する

メッセージルールの例 2

ヘッダー キーワード 条件 動作
1. Message-ID ヘッダーがない 拒否する
2. From .jp キーワードを含まない 拒否する
3. Content-Type multipart キーワードを含む 受信する
4. Content-Type jp キーワードを含まない 拒否する


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