13. クラスタリング

耐障害性を向上させるフェイルオーバー型のクラスタリングに対応しています。この機能は管理者のみ使用することができます。
画面左のツリーから「クラスタリング」を選択してください。


フェイルオーバー 2台のうち先に起動した方が運用系、後に起動した方が待機系になります。
運用系が止まった場合、待機系がその処理を引き継ぎます。
ピアサーバー 相手方サーバーの IP アドレスを指定します。
Kirium サービス サービスを提供するネットワークインタフェースを指定します。
ピアサーバーと仮想 IP アドレス/サブネットマスクをあわせる必要があります。
セッションの同期 HTTP サーバのセッションを同期するときに使用するインタフェースとポート番号を指定します。
ピアサーバーとポート番号をあわせる必要があります。
ハートビート 運用系サーバから待機系サーバへ信号を送るときに使用するインタフェースとポート番号を指定します。
ピアサーバーとポート番号をあわせる必要があります。
送信間隔より受信タイムアウトを大きくしてください。
送信間隔と受信タイムアウトは、小さな値が理想ですが、各々1 秒と 2 秒より小さくしないでください。
ネットワークの混雑による信号の遅延を考慮し、タイムアウトが3回検出されたときに系が切り替わります。

切り替え時のログ

運用系を確実に停止する目的で、待機系から運用系に停止命令が発行されます。
このとき、運用系が既に停止していた場合、エラーログに以下のメッセージが出力されますが、
これは正常な処理となります。
「Cannot stop Kirium Mail Server (connect timed out)」

イメージ

正常時は運用系にメールが届けられますが、運用系に障害が発生すると待機系に処理が引き継がれます。
そのとき、クライアントはサーバが切り替わったかどうか意識することなく、
通常通りメールの送受信が行えます。(切替処理中は除く)






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